〜豚キムチの変〜

○登場人物

♀[城田 ミサコーシロタミサコー]

28歳 OL

笠間荘(カサマソウ)302号室の住人であり家主

弟の城田カイトと二人暮し

♂[城田 カイトーシロタカイトー]

23歳 フリーター 兼 家事担当

笠間荘302号室の住人。家事を取り持つ自分が家主と思っている。

姉の城田ミサコと二人暮し

○役表

〜豚キムチの変〜

作:焔屋 稀丹

城田ミサコ:

城田カイト:

https://malaynonagurigaki.amebaownd.com/posts/8888329

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姉「笠間荘、302号室。ここは私とカイト、城田姉弟(きょうだい)が住むマンション一室。お互いに親元を離れて社会人として働いている身だが、今は兄弟で支え合って生活している。日常はいたって平和。私は外に出て働き、弟は家で家事をする。よいバランスを保ち、平和に過ごしていた。そう、とても平和に…」

――笠間荘――

(小鳥のさえずり)

姉「ゴホッゴホッゴホッ。」

弟「姉ちゃん大丈夫?」

姉「あー…カイトおはよう。んん…なんか風邪かなぁ。喉痛い…」

弟「コロナ?移さんで?」

姉「あのな、仮にこれコロナだったら、もうお前移ってるかんな?」

弟「はぁ?もーーーふざけんなよぉ!俺まだ死にたくないんだけど!」

姉「死ね!まずお前の姉ちゃんの事、心配しろや!!」

弟「はいはい。でー、なんか水でももってこようか?」

姉「うん…頼むわ。」

弟「ふーい。」

(去る弟)

姉「はぁ…やばいな。体がだるいとかはないけど、やっぱこういう時期だからなぁ。体温だけでも測っとくか。えぇと…」

弟「姉ちゃん、水持って…っわぁ!」

姉「わぁっ!!」

(ぶつかって水がミサコにかかる)

姉「あーもう、ねぇちょっと!水全部かかったんだけどぉ…」

弟「いや、体調悪いんだから、ベッドで寝ててよ。そんな所に立ってたらぶつかるでしょ!」

姉「体温計探してたんだよ!いや、もういいから、はやくタオル持ってきて。タオル!」

弟「ちょっとは自分で動けよ……ったく。」

(去る弟)

姉「はぁ…。最悪だよもう…。…あ、あった。」

(体温計ピッ)

姉「はぁ…お腹空いた。カイトー!お腹空いた!」

弟「(遠くから)なんでもかんでも指図しないでよ!!」

姉「いや…飯担当おまえだろ。こっちは調子悪いんだってば…(ピピピっ)おっ、え…34度5分!?ひっく!逆にやばいんだけど!!!」

弟「はい、タオルー。」

姉「ねぇ!ちょっとやばいんだけど、見て!34度5分!」

弟「あー、だからなに?熱なくてよかったじゃん。」

姉「いやまぁそうだけど、低すぎじゃね?これ!」

弟「とりあえず、コロナじゃないんだったら、さっさと拭いたら?」

姉「はぁ?お前がぶっかけたんだろうが。」

弟「わざとじゃない。」

姉「言葉に気をつけろって言ってんだよ。全く。」

(身体を拭くミサコ)

姉「あ、ねぇ。ご飯は?」

弟「(溜息)たまには自分で作ってよ。」

姉「あーれー?誰が働いてきてるんでしたっけ~?」

弟「はいはい!今から作りますよ!」

(去る弟)

姉「ふん♪あ、てかそうだ!職場に電話しないと。えぇ~…」

弟「あ!?ちょっとねぇー!!なんで昨日買った豚バラ、冷蔵庫にいれとかないの!!」

姉「あ、もしもしー。おはようございます。事務の城田ですが…ゴホッホッ…すみません、本日ちょっと喉の調子が悪くて……」

弟「もう~!ちょっと臭くなってんじゃん…。ちゃんといれとけよぉ!」

姉「はい、すみません。ちょっと大事とって。はい。すみません。えぇ、では。後程、病院に。えぇ。ありがとうございます。では…」

弟「姉ちゃんさ!」

姉「だぁぁらっしゃい!!おめぇ、ちょっとは黙ってらんねぇのか!!こちとら電話中じゃい!!」

弟「あ、ご、ごめん。」

姉「ゴホッゴホッ…やべ、あんまし大声出さない方がいいな。これ。」

弟「とりあえずさ、食材買ったら、冷蔵庫にいれる習慣付けて。」

姉「あぁ、ごめんごめん。気をつける。」

弟「(溜息)。ってか、今日会社休むの?熱ないんでしょ。」

姉「万が一って事もあるじゃん。会社の皆に迷惑かけるのもなんだし。今日は休む。」

弟「まじかよぉ…。今日フォトナする予定だったのに、できねぇじゃん。」

姉「いつもやってんだからいいだろ?たまには。今日は家事に励んでくれ~。姉ちゃんはスマブラをやる。朝飯早よ(はよ)。」

弟「腹立つ~。」

(去っていく弟)

姉「ったく。喉いてぇっつうのに、大声出させんな。愚弟(グテイ)が…。くそ。ツイートしよ。」

弟「(舌打ち)まいったなぁ…。今日、一日中姉ちゃん居んのか。だるいなあ…。ってか何作ろう。豚バラ早く使わないとだしなぁ…。とりあえず炒めとくか。」

(ゲームしてるミサコ)

(敵の攻撃を受けて、喘ぐミサコ)

姉「(喘ぐ)あっ!いやん!ちょ!は?いやもうー。それはない。ないわー。ドンキーやめろ?あっカイトー!今日なに?」

弟「今、考えてるーー!」

姉「早くーー!」

弟「うるさい!」

姉「そんな怒鳴らんでも…。あぁ、スマブラ飽きたなぁ。なにやろ。」

弟「ったく…。一々聞くなよ。自分でやれや、まじで…。Fuck。…とりあえず、豚バラでしょ~?キャベツと玉ねぎ入れとこうかな…。」

姉「カイトーー!」

弟「なに!」

姉「後でスマブラやろー!」

弟「スマブラ飽きた。」

姉「はぁ?なんでだよ!」

弟「姉ちゃん弱いじゃん。姉ちゃんとやってもつまんないから」

姉「おま、調子のってんじゃねぇぞ。フルボッコにしてやるからこっち来い!」

弟「今、料理中なんですけどー?」

姉「早くー…。」

弟「そんな元気だったら手伝え。」

姉「ほっ!よし!ヤグラゲット!!(喘ぐ)もー…!ちょっとは進ませてよ!」

弟「スプラやってるし……。ん、あぁ!これ!まだあったんだ。これでいいじゃん。これにしよ。」

姉「あーー!もう!勝てない。対戦ゲー無理だわーーー。ねぇ!!ご飯まだーー?」

弟「出来たよー。」

姉「おっほ♪ご飯だ、ご飯だ。よいしょ。あ、今ダイエット中だから、コメ…」

弟「はいはい、こんなもんでいいでしょ。」

姉「さっすが~♪。じゃあ、いっただっき…」

弟「いただきまーす。」

姉「おい待て。」

弟「は?何。」

姉「おまえさ、朝からなんちゅうもん食わすんだよ。」

弟「え?どゆこと?」

姉「あたし、今朝から喉痛いっつってんのにさ。え?普通これ出す?」

弟「あぁー…」

姉「豚キムチはねぇだろ!豚キムチは!」

弟「いや、ごめん忘れてた。」

姉「完全に刺激物!殺す気かお前!飢え死にさせられるかと思ったら、豚キムチで殺されるのか!正気の沙汰とは思えないわ!」

弟「いや、だから悪かったって…」

姉「大体、朝から豚キムチ出すか?普通!!どう考えても昼か夜だろ!朝は目玉焼きとかだろ」

弟「仕方ないじゃん。姉ちゃんが急かすから…」

姉「ほぉー、あたしのせいか!あたしが急かすと豚キムチが出るのか!じゃあ、これから豚キムチ食べたい時は急かすわ!」

弟「文句あるなら食べなきゃいいじゃん…」

姉「はぁ???おかずコレしかないのに、それ言う??じゃあ、あたし何喰えばいいの?」

弟「え?」

姉「米か!この少ない米をおかずにして、さらに少なくなった米を食えばいいのか!」

弟「(プチっ)あのさ!!そもそも全部、姉ちゃんが発端なの、忘れないでもらえるかなぁ!」

姉「はぁ?あたしがなにしたのよ。」

弟「姉ちゃんが昨日、豚バラしまってなかったから急いで使わなきゃいけなくなったし、豚バラで献立考えてるってのに、茶々いれるわ急かすわで、だったら手っ取り早く作れる豚キムチにしようと思って作ったのに、なんで俺こんな責められんの??悪いのは勝手に喉ぶっこわした姉ちゃんだろ!」

姉「ハイハイハイハイ。確かに急かしたのはわるぅござんした!でも、喉壊したのはあたしのせいじゃありませーん!帰ったら手洗いうがいしてたし、毎日、外出する時もマスクしてまーす!喉壊れたのは私のせいじゃありませーん。」

弟「昨日、夜遅くまでゲームして騒いでたからぶっこわしたんだろうが!あのな、姉ちゃん気づいてないかもだけど、姉ちゃんの声、めちゃめちゃデカいからな!こないだ、お隣の加藤さんに変な誤解されたよ!!」

姉「加藤さん!?」

弟「「あらぁ、城田さん、ごきげんよう…あのぉ、いつもお盛んなのもいいんですけど、奥さんの声がちょっと聞こえるから、気をつけてねぇ~。」って!」

姉「ぶぅっ!!」

弟「虫唾(むしず)が走ったわ!毎晩毎晩やってるって思われてんだぞ!!」

姉「それはキツイ…」

弟「頼むからさ。ゲームはやってていいから!あの喘ぎ声みたいなの、どうにかしてくれ…。」

姉「あ、あ、あ、喘いでないし!」

弟「喘いでるように聞こえるの!」

姉「仕方ないじゃん!勝手に出ちゃうんだから!」

弟「分かった!じゃあ…もう、うん分かった。ならせめて、声のボリューム下げて?」

姉「えぇ~。でもそれじゃあゲーム楽しくないじゃーん…」

弟「それ以前に由々しき問題なんだわ!…じゃあ姉ちゃん23時以降のゲーム、禁止ね。」

姉「はぁ!?もうそんなん、ほぼできないじゃん!こちとら毎日、汗水働いて夜遅くまでヘトヘトになって帰って来てんだぞぉ!それを唯一癒してくれるのがゲームなのに!」

弟「休日の昼間にやりなよ…」

姉「大体、そんなのもうフェアじゃないじゃん!カイトは家事をした後は、ほぼ自由なんだからゲームやりたい放題じゃん!」

弟「ニートみたいに扱うな!バイト行ってるわ!」

姉「あ、そうだった。」

弟「とにかく、近所の迷惑にならない程度に楽しんでよ。毎朝、加藤さんに鉢合わせる俺の気持ちも考えてよ。」

姉「あぁ、ごめん。それはごめん。でもさ、豚キムチは…」

弟「まだ言うか!おまえ!豚キムチの事!いい加減しつこいぞ!もうそんなに豚キムチに想いを馳せるなら、食わせてやる!食って喉を殺してやる!!」

姉「あ!ちょ!やめろ!!お前!カイト!」

(取っ組み合う兄弟)

(片手に豚キムチをはしでつまんで食わせようとするカイトと、その手を掴んで静止させるミサコ)

弟「ほら!!ネーチャンの大好きな!豚バラとキムチだよぉっ!!」

姉「豚バラとキムチ!嫌いじゃないけど!今食ったら死ぬ!」

弟「死ね!豚さんと白菜さんと一緒に、死ね!」

姉「カイト、あんた分かってんだろうね。実の姉に対して何をしてんのか。」

弟「あー!分かってるよ!日頃の恨みつらみを晴らす!絶好の機会!」

姉「言ったな。おぬし、言ってしまったな!それは宣戦布告ととっていいな?」

弟「上等だ!今ここで、302の家主が誰か決着をつける!名付けて豚キムチの変だ!!」

姉「それを言うなら、豚キムチの陣だぁ!!」

弟「ぐぁっ!」

(距離をとる二人)

姉「豚キムチの陣よ!」

弟「なんでだ!!」

姉「変というと、本能寺とか桜田門とか、権力者が攻められてやられた場合に変っていうのよ!」

弟「まぁ、姉ちゃんが権力者みたいなもんだからな」

姉「は?あたしがお前に負けると思ってんの?阻止よ、阻止!阻止して、この戦いの名前を豚キムチの乱にしてやるわ!」

弟「じゃあ、陣はなんなんだよ!」

姉「これから戦うって事だよぉぉおお!」

弟「っ!?右フック!見きった!」

姉「残念!左アッパーが待ち構えてる!」

弟「ぐふぅ!」

弟M「くそ、普通にズルい!!こっちは豚キムチの皿を持ちつつ、箸でもつまんでるから両手が塞がってる。なのに、姉ちゃんは両手を惜しみなく使ってパンチを繰り出す!圧倒的不利!」

姉M「ふっ!どうだ、愚弟よ!姉の左アッパーはさぞかし効いたであろう!ここ最近ダイエットのために始めたキックボクシングが、こんな所で役に立つとはな…」

弟M「さすがに近接戦闘で姉ちゃんに勝てるわけがなかったか!だったら…」

姉「ん?どうした。カイト。急に豚キムチを置いちゃって…」

弟「僕が悪かったです。」

姉「はっ!なんだい!パンチひとつで、もう降参か?さっきまでの威勢はなんだったんだろうねー。」

弟「ぐっ…でも、よくよく考えたら豚キムチを作ってしまった僕が悪かったんだ。」

姉「そうともそうとも。」

弟「ここはひとつ反省してもう一度…」

姉「そうだ!姉ちゃんの喉に優しい朝ごはんを…」

弟「豚キムチを食べてもらう!」

姉「なっ!?」

弟「スキありぃ!!」

姉「貴様!右手に豚キムチを隠し持ってただとぉ!?」

弟「これを食って…!!」

姉「あがっ!!」

弟「死ねぇ!!」

姉「はっ!イナバウワーーー!!!」

弟「馬鹿な!」

弟M「説明したい!!今何が起こったか!敵の完全降伏に油断をした城田ミサコこと、僕の姉ちゃんは大口を開いて弟を煽っていた。完全に天狗となった姉ちゃんの口に目掛けて右手に隠し持っていた豚キムチを素早く突っ込み、口に入った!そう思ったが!姉ちゃんは、その体の柔らかさを巧みに使い、箸の進行方向に対し、弧を描くようにのけぞり、豚キムチを回避!常人がとうてい真似できる行いではない!良い子の皆は真似するな!」

姉M「ふぅっ!虚をつくとは。さすがは、我が愚弟ながらの姑息な手。ダイエットの為にホットヨガ通ってて良かった!」

弟「くそぅ!ここまでか!」

姉「さぁ、どうする。確か我が家には、卵と牛乳があったな!あたしが勝った暁には、オムレットを作ってもらうわよ!!!もちろん、半熟とろとろのねぇ!」

弟M「半熟とろとろオムレットだと!?バカを言うな!あれにどれだけの労力がかかると思ってるんだ!!牛乳と卵の均等な割合に、フライパンの火加減!投入するタイミングに形成するために引っくり返す、あの技術!分かってない!オムレットを半熟とろとろにするのにどれだけの血と汗と涙の努力が必要か!!これだから関白気取りの姉は!」

姉「大人しく降参しろ!愚弟め!」

弟M「いやだ!オムレットだけはいやだ!なぜ、嫌だって!作るのが面倒だからだ!!こうなったら…」

弟「あ、姉ちゃん。後ろにゴキブリ。」

姉「うぇ!?いやぁー!!!どこどこどこ!!どこよ!」

弟M「よし!このまま!」

姉「これゴキブリじゃなくてカブトムシじゃーん!!」

弟「ええええ!?あ、本当だあああ!?なんでえええ!?」

姉「カイト!いいから早く殺虫剤!」

弟「うち、殺虫剤あったっけ!」

姉「あるわよ!昨日、豚バラと一緒にアースジェット買ったよ!」

弟「なんで昨日買ってんの!?」

姉「そういえばないなってふと思ったから!いいから早く渡せ馬鹿!!」

弟「はい!あ!あった!姉ちゃんパス!」

姉「よし!噴射!!」

(プシュー)

姉「ぶっへ、おぇーっ!ゲホッゲホッ」

弟「くっさ!ゲホッ!けむた!」

姉「おぇー!やば、喉に来た…ゴホッゴホッ」

弟「これ、まく前にマスクしとこうよー!!」

姉「オッホ…エッホ…ゲホッ…カイ…ゲホッゲホッ」

弟「なになになに、ちょっとくさすぎ、部屋戻るわ!」

(自室に入るカイト)

姉「カイト!おま…ゲホッ姉を見捨てるな!!おま…これ…マジで死…ゴホッ」

弟「姉ちゃん、これ!」

姉「なっ!」

弟「龍角散ダイレクト!ポーン!」

姉「おごっ!」

弟「そのままこっちに避難しろぉ!」

姉「どわぁっ!」

(カイトの部屋に逃げ込んだ2人)

(息切れする2人)

弟「くそ!どっから入ったんだよ、あのカブトムシ!」

姉「全く検討もつかないわ…。」

弟「しかし、姉ちゃんをハメる気が…」

姉「ありがとうね。カイト。」

弟「え?」

姉「なんだかんだ。男だね。苦しむ姉を見捨てずに救い出してくれた。」

弟「あっ、あぁ…」

姉「いつもは、お姉ちゃんが助けてたってのに…」

弟「いつの話してるんだよ。」

姉「ふふふ」

弟「てか、姉ちゃん。喉は?」

姉「喉?ん?…あれ!?痛くない!全然痛くない!」

弟「もしかして…」

姉「さっき飲んだ龍角散が効いた?」

弟「にしたって効果出るの早すぎるでしょぉ…」

姉「でも、本当に痛みが引いたのー!やったー!」

弟「よかったぁ…。姉ちゃん回復して本当によかった。」

姉「これで心置き無く声出せるし、ご飯も食べれるぅ〜♪」

弟「そっか!豚キムチも食べられるのか!」

姉「そうよ!豚キムチでもう争う必要はない!豚キムチ和解!これなら豚キムチも…」

弟「オムレット作らなくて済んでよかったぁ……ん?姉ちゃん?」

姉「ねぇ、カイト?」

弟「なに?」

姉「豚キムチ、どこ。」

弟「どこってそりゃ食卓の……あっ!?」

姉「そこは今…」

弟「アースジェットの煙が充満してる!」

姉「あたしの豚キムチぃぃいいい!!」

姉「笠間荘、302号室。ここは私とカイト、城田姉弟(きょうだい)が住むマンション一室。私は外に出て働き、弟は家で家事をする。よいバランスを保ち、平和に過ごしていた。そう、とても平和に…」

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SpecialThanks

※ネタ提供[46猫様]

焔屋稀丹

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